ブルーイング奮戦記


所謂46年規制で金属製モデルガンは銃口閉鎖&黒染禁止(白または黄への着色義務)となったわけですが、
規制直後の少しの間は既に流通在庫となっていた商品に対して、銃口に溶かした鉛を流し込んで銃口を閉鎖し、
適当な塗料(=剥がし易い)で黄色に塗ったモデルガンが売られていました。
当時中学生だったわたしはこのタイプのモデルガンを買って来ては、銃口を開けて(鉛なので簡単に開きました)
塗料を落として(これも簡単に落ちました)ブルーイングしてました。(若気の至りです。もう時効なので許してね!)
その当時使っていたブルー液(確かMGC製?)はとても優秀で、脱脂や反応時間など全く関係無く、
適当に塗って、2〜3時間放置して、オイルを付けた布でゴシゴシやればとても綺麗に仕上がりました。
その後、ABS製のペラペラなモデルガンが出てきて、この趣味の第一回目の休止期間に入ったわけですが・・・

それから数十年経って、久しぶりに戻ってきたモデルガンの世界ではHW素材なるものが現れていて
「おぉ!それなりに重量あるじゃん!」「えぇ〜!ブルーイングも出来るって!!」
早速、HW製モデルガンを購入してブルーイングしてみたのですが、これがなんとも難しい・・

っと言う訳で「出口の無いブルーイングの迷宮」に迷い込んだヘタレおやじのブルーイング奮戦記です。

#ネット上には既に「神の領域」に達した達人の方が何名かいらっしゃいます。
#いつか自分もその域に達するかも?っと夢見つつ、試行錯誤を繰り返す・・
#多分無理ですね!でも、だからこそ面白いのでしょうね!!

 
今回の素材はCAWさんの61NAVYです。

ブルーイングのコンセプトは
「とにかく、なんでも、やって見よう!」
です。命名「モルモット君」です。

#始めたのは2008年の5月ぐらいだったのですが
#いろいろ寄り道やよそ見してたら半年も経ってしまいました。
 
銃身とシリンダー(共にHW)です。

下処理を少し粗めにして
いつもより長い時間ドブ漬けしてみました。
全体的に使い込んだ雰囲気にしたくて・・

#まぁ、綺麗に出来ない言い訳ですけどね
 
フレーム部(HW)です。

こっちは手塗りで、青味を出さずに・・

中心部の模様はブルーの原液を
綿棒でゴシゴシやってみました。
 
トリガーガード等(ジンク)です。

今回の一番のお気に入りの部分です。

濃い目の液でドブ漬けして、反応を
促進するために指で擦ってみました。
 
ハンマーとローディングレバー(ジンク)です。

荒削りの後、ヤスリの番手をいきなり
上げて、その後、真鍮ブラシでゴシゴシ
薄めの液で短時間ドブ漬けして
また、真鍮ブラシでゴシゴシ
その後、また、薄めの液でドブ漬け
 
ちょっとアップで・・

ハンマーの側面に真鍮ブラシの痕が
って、わかりにくいですね!
 
・・・・・・・と言うことで、完成(?)で〜す!<パチ、パチ、パチ・・・・(他の写真はこちら
 
本当は作業の詳細な内容やフルー液の割合、漬け時間、水温、気温なんか記録してご説明すると良いのでしょが
なにせ面倒臭いの嫌いなので「すべて適当に・・」です。
え〜、とかくいろいろやってみませう。そしたらいつの日か「神の領域」に・・・・・


結局・・・・・
「なにが奮戦記じゃぁ〜!!」byここまで観て下さった皆さん
「はい、ブルーイングの極意は偶然、奇跡、出会い頭、です」byわたし
ってことでお後が宜しいようで・・チャン、チャン



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